一橋大学の推薦入試体験記 part5
今回で推薦入試体験記は最後になりますが大まかなことは前回で既に説明したので、今回はこれからの大学入試制度について、あとは有料サービスの募集について(詳しいことは次回のブログで説明)を書いていきたいと思います。
まずはこれからの大学入試制度についてですね。
まずははっきり言いたい
"出せるんだったら取り敢えず推薦をうけとけ"
最近は私立でAO入試が受けられる機会が増えたとかなんとかって言われることがおおくなりましたけどこれに関してはマジで国立大学でも同じなんです。
しかも所謂難関大と言われるところに案外何の条件もなしに行けたりもするんですよね
一橋は数学オリンピックやら英検一級やらといった条件が必要なのですが、例えば東北大学や名古屋大学などはセンターの点数のみが必要であとは面接だけみたいな試験も普通にあります。
旧帝でもセンター8割あれば面接でよっぽどヘマをしない限り受かるんです!
しかもこれを受けたからと言って一般を受けられないわけじゃないので正直チャンスが増えるって意味では得しかないんですよ!
だから当たればラッキー程度で受けとくのはありだと思います。
ただメリットばっかりじゃありません。
推薦入試って大体、一般の二次試験直前にあるケースが多いので一般の勉強時間が当然ですが減ります。
だから一般で絶対受かる!って人は受けるだけ無駄かもしれないですね
ただ近年、だんだんと多くの大学で後期が無くなってきてAOや推薦が増えています。
後期を受ける感覚でチャレンジしてみてもいいのでは?
はい。ラストはおまけです。
ここからは一橋推薦志望の方にのみのお話になります。
一橋の推薦対策の家庭教師を今年度行うつもりです。もちろんビジネスにはなるのでお金等は支払って貰うことにはなりますが、自己推薦文や小論対策、Skypeによる(近ければ直接)面接対策などは行うつもりなのでよろしければご利用ください。
詳しいことは次に書く、家庭教師や添削サービスについてのブログにて書こうと思っています。
part1から5まで見てくれた方、ありがとうございました!
これからも数学に関する記事やブログを通した家庭教師の記事を書いていこうと思っていますのでぜひ時間のある方は読んでください!
一橋大学の推薦入試体験記 part4
前回は散々な小論文について自ら傷を抉りながら書いて言ったわけですけど、今回は個人的に大成功した面接について書いていこうと思います。
これに関しては質問と自分の答えをそのまま書いていく方が分かりやすいとも思うのでその形式でかきたいと思いますが、ところどころ突っ込んでいきます笑
私「○○高校から来ました○○○○といいます。本日はよろしくお願いします」
試験官「はいよろしくお願いします。荷物は後ろの机に置いておいてください。置き終わったら着席してください。」
私「(荷物を置き終わって)失礼します。(着席)」
試験官「まず小論文はどうでしたか?」
私「難しかったです。全然満足する答えが書くことができなかったですね」
試験官「あれは難しいよね(笑)」
私「手も足もでなかったですね(笑)」
試験官「はいでは、まずは一橋大学を志望した理由をお願いします。」
私「話せば話すほど長くなってしまうんですが、だいたい何分で話せばよろしいでしょうか?」
試験官「大体1、2分程度でよろしいですよ笑」
私「わかりました。私が一橋大学を志望した理由の中で1番大きいのはゲーム理論を学びたいと思ったからです。数学オリンピックを受験したぐらいなので、私は元々高校1年生の最初は理学部を志望していたのですが、当時一橋大学を志望してた友人が持っていた『高校生からのゲーム理論』という本を読んでから自分の数学力はこの学問でこそ活かしたいと考えるようになり、まずは経済学をやりたいと思うようになりました。次になぜ一橋大学を志望したかについてなんですが、最初は大学は東京大学、京都大学、一橋大学の中から選ぼうと思っていました。というのは、高校生活の中で1番学習の効果が出るのは議論を通して学習した時だな、と感じたことがあり、それなら学力の高い学生の集まるこの3大学のどこかには行こうと考えるようにはなりました。そこで敢えて一橋にしたのは理由があって、東大は学力が足りなかったというのがなかったと言えばもちろん嘘にはなりますが、進学振り分け制度が嫌だったからです。進学振り分け制度はいわゆる穴場学部を作らせなかったり、やりたいことを後で決められる。という点では良いのですが元々経済学をやりたいと思ってるなら2年間を無駄にしてしまう気がしたからです。一橋と京大については、あまり学力の違いもなく迷っていたのですが、一橋の方がゲーム理論の研究で進んでいる点やオープンキャンパスで訪れた時に雰囲気が気に入った点を考慮して一橋大学に行きたいと思うようになりました。」
試験官「ありがとうございました。○○くんは兵庫出身ってことだから近くに大阪大学もあると思うんだけどそれはどうなの?」
私「大阪大学に行くならおそらく京都大学を目指してたと思うので、初めから見てなかったですね笑」
試験官「一橋ってそんな評価高いんだ笑 意外だな笑」
一旦ストップかけます笑
一橋大学の先生方が大学のレベルを結構さげて見てたのは置いといて、ここで自分が意識したポイントを抑えていこうかなと思います。
大きく2つあってまずは雰囲気を和やかな感じにして喋りやすい雰囲気を作ることです。
ニコニコしながら生き生きしているように見えるように心がけました。
あとはなぜその大学にしたかです。
圧迫面接なので多いのは、「それってうちの大学じゃなくてもできることだよね?」っていうパターンです。
なのでそれを言われる前からなぜその大学に拘ったかをあげておくと良いと思います。
あとよく質問されるのが、アドミッションポリシーの暗唱などはなかったですか?という質問ですが、一橋がそんなくだらない質問をすることはありません笑
暗唱ができない人が能力ないかと言われると当然そんなこともないと思いますので笑
では続きを〜
試験官「えー次になんですけど、我々数学オリンピックっていうのをいまいち分かってなくてですね、そもそもどういうものなのか説明して貰えますか?」
私「私の受けた数学オリンピックはJMOという日本数学オリンピックで、国際数学オリンピックの日本代表選考会になります。JMOには3段階の選考があり始めから順に、予選、本選、春の合宿となりますが、春の合宿で優秀な成績を収めた5人が日本代表となります。」
試験官「なるほど。ちなみに○○さんはどこまで行ったんですか?」
私「私は予選を通過して本選で脱落しました。個人的には本選が終わった時の感触は良かったんですが春の合宿に行くことはできませんでした。」
試験官「数学オリンピックを受けたきっかけを教えてください。」
私「もともと私の学校では高校一年時に文系理系関係なく数学オリンピックを受けることになっていました。そのときにはBランク上位を獲得することができたので一応一橋大学の推薦を受けることはできたのですが、Aランクを獲得できなかったことが悔しく、高校2年時には文系は数学オリンピックを受けないことになっていましたが先生に頼み受けさせてもらい無事Aランクを獲得することができました。」
試験官「へぇ、、案外すごいですね(笑)」
私「あ、ありがとうございます(笑)」
試験官「あ、じゃあ数学が得意だということなので質問をしたいと思うんですけど
①サイコロで1が出る確率
②じゃんけんで勝つ確率
③今、中東で戦争が起こる確率
は同じ『確率』という概念で言い表すことができますがそれぞれはどういう違いがあると思いますか?」
私「まず前提として数学的には①②は理論値で表すことができるが③は理論値では表すことができないという違いがあります。ただ①は主体の意思決定に関係なく1/6という値が確率になりますが②はAくんはグーを出しやすいなどの主体の意思決定が関わってくるものなので必ずしも理論値通りになるとは限りません。また③はそれぞれの主体が『戦争を起こしたい』と思っている確率が異なっていることが原因で理論値が出ないうこともありますが、たとえそれぞれの主体が『戦争を起こしたい』と思っている確率が同一であっても主体が多すぎて確率を出すのは難しいと思います。例えばじゃんけんでそれぞれの手を出す確率が等しくても10000人でじゃんけんをすれば確率を求めるのが難しくなりますがそれと同様であると思います。」
試験官「なるほど、ありがとうございます。」
はいまた止めます。
二つ目の質問は自分の取得した条件についての質問が主でしたね。
また数学にちなんだ『確率』の話も飛んできましたが、これはおそらく先述した「ゲーム理論に興味があります」といったことに影響しているんだと思います。
高校の時からゲーム理論の本は結構読んだので個人的には満足した答えが言えたかなと思います。
(後から知ったんですがその質問をしてきた試験官はゲーム理論を研究している教授でした、、怖い、、笑)
では後ちょっとですが続きを~
試験官「きみ自己推薦書に留学したいって書いてあるけど成績見る限り多分英語は苦手だよね?なんで行きたいの?」
私「そうですね他の教科に比べればニガテ教科ではあります。ただ行きたいのは語学を学びたいという理由がメインではないです。アメリカは今いろんな国籍とか人種の人がいると思いますが、それでも未だに東欧人差別や日本人差別があります。前まではそういう態度を見て不快になったりしていたんですが、最近はその様子を見て海外から見た日本はどう見えているのだろうということが気になりました。それで留学しようと考えるようになりました。」
試験官「なるほど。あと部活のことについて、バレーをやってたってことだけどどうだったの?」
私「バレーについては人一倍頑張ったと思います。私の所属していたチームは平均身長が他チームと比べ5センチ以上も低いチームではあったんですけれども、大げさな言い方をすると頭脳を使って対抗してきました。その結果近畿大会に出場したり、私自身も大会で最低身長プレイヤーでありながら、MVPを獲得しました。」
試験官「大学に行ってもバレーは続けるの?」
私「自分の家庭教師などのやりたいことと兼ね合いにはなりますが今のところは続けようと思っています。バレー部は年に一度海外遠征を行っているのでその点が魅力的でしたし、自分の能力がドrぐらい通用するか気になりました。」
試験官「ありがとうございます。もう時間もないので最後に30秒ほどで自己PLをお願いします。」
私「はい。自分の数学力を用いて大学でやりたい研究に励むのはもちろんですが、それだけでなく入学した後の様々な経験を通して将来のために役立てていきたいと思っています。」
試験官「本日はありがとうございました。」
私「ありがとうございました。」
最後は自己推薦書の内容について聞かれましたね。
これは人それぞれだと思います。
これは自分の受けた経済学部についてのものなので他学部は少し異なるかもしれませんが、少しでも参考になればと思います。
次回のpart5で最後となりますのでぜひ見ていってください。
コンタクト→twitter @dy_dt_dt_dx
一橋大学の推薦入試体験記 part3
今回は推薦の本番の小論文について書いていこうかなとと思っています。
まぁ結果から言うと小論文は散々だったんですが笑
小論文対策についてやったことについてはpart2に書いてあるのでそちらを参考にしてもらえればありがたいです。
小論文の内容や当時の気持ちなどをありのままに語れられればいいなと思っております。
まず前日
前日はちょっといいホテルに泊まってツイキャスをやりました。
形だけでもいいからみんなに応援して!って言いまくってたんですが割と本番になって気持ちの面でも楽になったりしたし割とありだと思います笑
当日朝
ちょっと高級感のあるレストランで朝食を取りました。
逆に居心地が悪くてすぐに出て行きましたね笑
その後は電車に乗って国立に向かい、着いてすぐに一橋に向かったんですが、「ここは来年から俺が通うところだ」と言い聞かせてモチベーションをあげていました。
一橋着
会場の入場よりも30分早く着いたのでしばらく外で待たされていたんですけどカイロ持ってなかったのでまぁ寒かったですね笑(来年行く人は絶対忘れないように)
特徴的だったのは男子より女子の方が多かったことですかね。
多分、ほとんどの受験生が英語関連の条件で通過してることが関係してるのだと思います。
あとみんなめちゃくちゃ賢そうに見えました。
会場内
やっと入れてもらったんですけど、意外なことに受験者3人のうち男子は1人だけでした笑
今更やることもなかったので試験が始まるまではTwitterをみながらぼーっとしてました
試験開始
結構見せてくれっていう声が多かったのでとりあえず今年の試験内容をここに貼っておきますね。
まぁ試験が始まった瞬間びびり倒しましたね。
テーマは年金問題を導入に、社会福祉の自助、共助、公助について考えるものでした。
いままで対策したことのない範囲から出題されたんですよね笑
まぁ新聞で読んだことのあるところだったのでまだ大丈夫でしたけど、それでもちょっと不安になりながら合計2000字を埋めていこうとしました。
けど問題が発生しました。
なんと試験時間を勘違いしてたんですね笑(今だから言える)
生まれて初めて本当の絶望みたいなものを体験したと思います笑
20分勘違いしていたので当然埋まるはずもなく、500字、500字、1000字書かなければならないところを450字、450字、400字しか書けなくてマジで落ち込んでいました笑
昼休み
「あぁこれが絶望か。終わったな。」みたいなことを考えながらご飯を食べてました笑
余談ですけど、眠くならないようにと昼飯はゼリーだけにしてました。
はい、こんな感じですね笑
みてわかる通りボロボロだったわけです笑
正直、「なんでこんなやつが受かったんだ?」と思われても仕方ないようなボロボロ具合なんですけれども、その答えはおそらく次に書くことになる面接にあります。
面接に関しては参考になるところも多いと自負してるので、ほかの大学の推薦を受ける方も是非見ていってください。
コンタクトはTwitter@dy_dt_dt_dxまで
一橋大学の推薦入試体験記 part2
前回は推薦条件取得について書きました。
今回は推薦対策で行ったことについて書いていこうかなと思います。(Part 1をまだ見ていない方はそちらを先に見てから是非見てください。)
まぁ対策というわけなのですが、自己推薦文は個人差あると思うので省かせて頂きます。(もし聴きたい方は一番下にTwitterのIDを貼っておくのでそちらからどうぞ)
なので小論文対策と面接対策について書いていこうかなと思いますね。
①小論文対策について
一応自分は経済学部に推薦を出しているので、これについて書くことにはなります。
まずこれは全学部共通かもしれないんですが、基本的には時事問題について聞かれます。
なので1番頑張ったかなと思うのは毎日新聞を読んで(日経新聞)その対策を行いました。
まぁけど、本番で出たところは自分が新聞で読んでいたところよりも深い内容まで聞かれていたのであんまりかけなかったんですが、、笑
あとは書く力を伸ばすために、慶應義塾大学の総合政策学部の小論文をやっていました。
慶應義塾大学の総合政策学部の小論文は時事問題のネタが結構多かったので。
ただ一橋の小論文よりレベルはかなり低いです。
②面接について
実は自分は対面式の練習(学校の先生と練習したりetc)は全くせずに本番に挑みました笑
まぁけどそれは自分が人の前で自分の意見を話すのが結構得意だったからっていうのが大きいですね。
初めてで自信がない!って言う人がやっぱり多いかなと思いますので基本的には練習しておくべきかなと思います。
話す内容については志望した理由や自分の自己推薦書に照らし合わせた補足など(例えばなんで留学したいかなど、、)を考えていました。
今回は短いですがこんな感じで終わろうと思います。次回はいよいよ本番の小論文について書いていこうかなと思うので多分少し長くなります笑
質問等々→@dy_dt_dt_dx
一橋大学の推薦入試体験記 part1
これが初めてのブログにはなるの上手く書けないかもしれませんが、そこはどうか許してください笑
今回は一橋の推薦を知ったきっかけと条件の取得について書いていこうとおもいます。
本題に入る前に一橋の推薦にそもそも応募するには大きくわけて2つの条件があります。(中国語検定とかは省きますね)
知ってる方もいると思いますが
①英検一級及びTOEFLのある基準値以上のスコア
②数学オリンピックAランク及びBランク上位
ですね。
先に行っておくと自分はこの②で合格しました。
それでは本題に入っていこうと思います。
私の場合は条件を取得してから推薦を受けられることを知ったパターンですね。
高校1年生の時から得意科目はずっと数学だったのですが、経済学に惹かれ一橋大学を志望することにしました(このへんはまた別の機会にでも書こうかなとおもいます。)
最初のきっかけは学校に強制的に受けさせられた数学オリンピックですね。
本当のことを言えばやる気はなかったんですが、お金を払ってうけるんだったら頑張ろうと思い受けると、たまたまBランク上位が取れて当時はラッキー程度に考えていました。
けどギリギリAランクがとれなくてちょっと悔しい気持ちもあったんですね。
これが後に大きなきっかけになります。
次にきっかけとなったのは、高校2年生の時に行ったオープンキャンパスですね。
当時はまだ京都大学と迷っていたのですが、一橋大学の雰囲気にめちゃくちゃ惹かれて速攻志望を一橋に決定しましたね笑
そこでパンフレットが配られたのですが中を見てると、、、
推薦要項に数学オリンピックBランク上位がある!ってなったんですね笑
思わず隣の知らない人に話したくなりました
まぁこれを見て受けてみてもいいかなって考えるようになりました。
そして最後のきっかけは高校2年生で受けることになった数学オリンピックですね。
自分の学校は、本当は文系は受けさせて貰えなかったんですが、やっぱり去年悔しかった気持ちもあり無理言って受けさせて貰いました笑
まぁけどその代わり理系に囲まれて肩身狭い思いしながら受けたんですけど、、笑
まぁ3時間のテストを終え手応え的には微妙だったんですがなんとかAランクを取得することができました。
まぁこんな感じで取得に至ったわけですね。
次回は推薦までの対策について書こうかなと思います。
質問等々→@dy_dt_dt_dx